効率化
草刈りについて考えました。
草刈りについて考えました。
屋敷林管理での伐採です。
ソメイヨシノとコブシを伐採しました。
共に不利な立地と過去の管理に起因するダメージが大きく、伐った方が良いと判断しました。
枯れッカレ。ぶつ切りからのひどい腐朽で無惨。勢いよく萌芽してはいます。
しかし場所が隣家との境界で枝を伸ばすことも出来ず、倒木のリスクは許容範囲外です。
電柱カットは結局危険木を作り出し、管理は高コストになってしまいます。いっそ腐朽させる前に伐採して材として利用した方が有意義だと思います。
胴枯れのコブシ。こちらも幹にダメージがあり、車道に向かって傾斜して塀の上に枝を広げています。
二又ですがよく見ると三ツ又の心を抜いた跡があり、どうやら伐採の時に傷をつけてしまったようです。
腐朽は心に達しておらず。ラムズホーンを形成しています。このまま成長に任せれば強度を保てる可能性もあります。
しかし場所の制約があるので剪定せざるを得ませんから、成長と腐朽のバランスは悪い方向へ向かうと思われます。
立地や構造物との関係、他の樹木とのバランス、剪定で管理しきれるか?
今回は伐採が優先される部分で、他にも隣接する農地への影響から伐採したキハダもありました。ちょっと大きくなりすぎました。
剪定で管理できる所は頑張って爽やか空間を演出します!
年明け一発目からマニアネタです。
伐採の現場が続いています。
最近特伐(特殊伐採)という言葉が広まりつつあります。
森林整備が森林を劣化させる。
「当たり前に行なわれていることが実は正しくない」というのはよくある事。
「山を歩く」ということについて。
我々の現場は車で現地までアプローチできる所ばかりではない。
時には標高差何百メートルも登山したり、現在の現場では毎日資材の荷上げをくりかえす。
日々、滅入るような現場に通っている。
車で悪路を走り、さらに荷物を背負って30分ほど歩いてやっとたどり着いた先には、造林地としてはほぼ壊滅状態の「元」ヒノキ林。
約35年生、20年ほど前の熊剥ぎに加え、ツルに巻かれて変形し、雑木に被圧され、地理的に搬出条件は非常に悪い。木材生産の見込みは無い、と言われても仕方ないだろう。
そこで発注される除伐・間伐… 何も考えずにヒノキを残して広葉樹を伐ってしまえば山は終わりだろう。それなりにヒノキ林の体裁を整えつつ、バランスよく広葉樹を配置。難しい作業になってしまう。
そんな中で伐った1本のヒノキに注目した。
スチールPS3の登場でチゼル刃(角刃)が一気に身近になった感がある。
しかし、チゼルを丸ヤスリで目立てする限りキックバックが起きやすく、突っ込みを多用するような伐採や樹上での使用には向いていないのではないだろうか?
現在MS201、MS362共にチゼルを使用しているが、丸ヤスリでの目立ては一度も行っていない。チゼルのメリットはダブルベベル等チゼルファイルでスクエアチゼルの目立てをすることで発揮されると思っている。
上が新品、下が使用中のもの。
特徴的なのは横刃。新品がかなり尖っているのに対し、スクエアはほぼ90度。
丸ヤスリでの目立てでは横刃目立て角は上刃切削角に連動する。
ダブルベベルを使用すると、それらを別々に設定できるため、切削角鋭角、目立て角鈍角という目立てが可能になる。
上刃目立て角は約20度、切削角約45度。
横刃目立て角は約90度、切削角約45度。
これらはあくまで個人的目標値で、絶対値ではない。
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