道具

メルト

なかなか月一ブログから抜け出せません。

9月はほとんど出張先で過ごしておりました。フェイスブックの方には色々とアップしていたのですが、こちらはついつい手薄になってしまいます。
出張先の現場でリギングシンブル(リング)なるものを使用していました。
リギングロープの加重方向を変える際に使用するものです。
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プーリーやブロックよりも圧倒的に軽量で扱いやすく、ちょっとしたリダイレクトなど重宝します。
しかし気を付けなければいけないのはブロックなどに比べて摩擦があるので、巻き上げ時は抵抗になってしまうこと、荷重が大きくなったりロープが早く、また長時間流れるときは熱を持ってしまうので、スリングの損傷につながることです。
今回システムの運用を途中で小変更したりしながら作業したこともあって、このシンブルに高荷重をかけることになってしまいました。強度的には問題ないくらいですが、心配したのは熱です。
使用後のスリングを点検してみると…
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シンブルにはまっている部分を裏返したところです。
やはり融けてしまいました。
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容赦なくカットして廃棄、作り直しです。
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こちらは問題なし。
このようにしてすぐ点検できるように、アイは多少ルーズに作ったほうが良さそうです。

硬質

ピコデュロチェーンの目立て依頼をうけました。

以前新品チェーンをいきなり土に当てて再起不能にしてしまったお客様にお勧めして、とても調子よく使っていただいていたチェーンの再目立てです。
ピコデュロはカーバイトチップの刃なので、多少土が付いていても平気で切ってしまいます。切れ味が落ちないかわりに普通のヤスリが効かないので目立てしづらく、切れ味は一般のソーチェンより劣ります。
自分のものも刃先を軽く修正する程度で本格的には目立てしていませんでした。
今回は仕事ですので、しっかりと向き合って(気合を入れて)やってみました。
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写真は自分のです。
はじめにインパクト用ビットで荒削りしておいて、丸棒ダイヤモンドヤスリで仕上げました。
やってみると意外にちゃんと削れます。
目詰まりが早いのでこまめにヤスリを洗浄しながら目立てしていくと、思った以上に良い刃になりました。普通のセミチゼルと同じくらいの切れ味が期待できます。
これなら新品の時の暴れ感も解消して気持ちよく使用できそうです。
伐採に使っても良いかもしれません。

帰ってきた道具ネタ。

庭をはじめ、住宅脇での作業が多くなります。
そこで問題なのは騒音。特にチェンソーは住宅地で使うにはうるさ過ぎます。
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お施主さんはまだ良いとしても、隣近所への配慮も必要です。
ひょっとしたら夜勤明けの人も居るかもしれません。
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近年バッテリーとモーターの進歩はめざましく、高性能なマシンがでてきました。
ハスク、スチール両メーカーから同じクラスのトップハンドルバッテリーチェンソーが発売されましたが、スチールはまだ国内投入が未定、海外のショップもヨーロッパから外へ出荷できないということで、ハスクを選びました。正規品です。
T536LiXP。12インチバーで使うにはパワーも十分、交通量の多い道路沿いなので静かな住宅地というわけではありませんでしたが、家の人は音がしないので心配になったくらい。
枝落としから伐りつぶし、直径約40cmの元伐りまで、バッテリー1個分と少しでした。
枝のバラシ作業はすべて手作業で行ないましたが。
エンジン音はブロワのハーフスロットルのみで作業を終えました。

Sサイズ

春から当班に加入した新人  は小柄だ。一般男性に比べれば、の話だが。

チェンソーブーツやパンツのサイズはほぼメンズサイズ、選択肢はかなり狭まってしまう。
そこで今回はSサイズ特集。

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チェンソーブーツのサイズは多くがユーロサイズ39(約26cm)以上であるが、
写真左からTirol Fighter(PFANNER)、Scafell Trekker(Arbortec)、Husqvarna ラバーブーツ。(写真は皮の手入れ中につき紐は外してある)
これらはユーロサイズ36(約23cm)および37(約24cm)からラインナップしている。
この他、Arbortec、Haix、Husqvarna、それぞれのブランドで小さめのサイズ展開があることを確認している。
チェンソーパンツについてはファナー社製でXSサイズがある。
その他はほとんど日本の男性Mサイズ相当以上になるようだ。
日本製の物は今のところ考慮していない。残念ながら。
「使える」「履きたくなる」製品の登場が待たれるところだ。

おまけ。
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MS 201

昨年末から、MS201を使い始めた。
ようやくチェンソーラインナップの再編計画が完了したことになる。

非常に良くできているというのが今の印象。
MS200のウイークポイントがよく改良されている。

まず特筆すべきは振動の少なさ。
スプリング防振がメインになり、劇的に使用中の振動が軽減されている。
エアフィルターもより機能的になっている。
MS200のフィルターは最初から隙間があったりしてゴミが入りやすかった。
シリンダーフィンやマフラー周りが汚れづらい。レイアウトが整理され、すっきりとしている。
さらに、ドライブスプロケットのすぐ後ろがシリンダーになるため、そちらへの大鋸屑排出を避けているようだ。
その代わり普通に玉切っても大鋸屑が前方に飛び、鋸道を見えなくするほど丸太に吹き付ける。
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これには少々閉口する。
その他、低速からの吹け上がりがやや鈍いのは層状掃気エンジンの特徴として、
慣れれば問題ないレベルだろう。

少しの問題と大きな改良で、MS200ユーザーは買い換えた方が良いと思える、
出来の良いマシンだ。

Hygiene kit

ハイジンキット。

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通年、イヤマフ付きのヘルメットを使用している。
イヤマフのパッドとスポンジは消耗品なので、定期交換しなければ性能を維持することはできない。

MSAのイヤマフセットがたまたま安かった事もあるが、ハスクと共通なので各交換部品が手に入りやすいというのがこれを選んだ大きな理由だった。
そろそろパッドが硬くなってきたのでハイジンキットを注文したところ、ハスクでの取り扱いが終了していると聞かされた。
イヤマフを販売しておきながら交換部品を供給しないというのは、ちょっと無責任ではないだろうか?1年経ったら新品を買えとでも言うのだろうか?それともそんなに交換する人がいないのだろうか?理解に苦しむ。
結局イギリスから買い物ついでに発注して手に入れた。約¥800。

新三兄弟

チェンソーラインナップの再編計画を進めている。
その一環でMS260をMS362にバージョンアップした。

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上から362,200、こがるミニの新三兄弟だ。
MS362は50cmバーを装着して今回の現場で本格投入した。
バー一杯の切削でも全くストレスを感じない。力があると大径木の処理が楽にできる。

実は40cmバーと新品角刃で使用した際、激しい引き込まれを起こして石に当たり、ソーチェーンを駄目にしてしまった。
今回はダブルベベルで目立てしているのでキックバックも起こさず、非常に扱いやすかった。
やはりチゼルにはチゼルファイル。対応する5.2mmの丸ヤスリは1本も持っていない。

今後200を201に更新すれば計画は終了するのだが、諸事情によりしばらく先になりそうだ。

冬仕様

スパイク無しの履物で作業するようになってしばらく経つ。
いろんな現場でほぼ問題なく仕事できることが分かってきたが、
さすがに凍結や積雪には対応できない。

そこで雪が降る前から対策は用意していた。
しかしこの冬は雪が少なく、いまだにラバーブーツの出番がない。

先日やっと凍結した急斜面での間伐を行い、スパイクを試すことができた。

モンベルチェーンスパイク
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収納状態
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コンパクトで軽量、脱着も「履く」だけなので簡単だ。
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ロープなしでの活動がギリギリと思われる厳しい状況だったが、性能は十分、
グリップも良く、ずれることもなく、6本爪などの軽アイゼンよりも歩きやすい。

リニューアル

いくつか道具をリニューアルした。

牽引セット。
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マーベルプラロック&ISCリギングプーリー+カラビナ(70KN)
以前使用していたローププラーはラチェットホイールがウィークポイントで、
軸部分からクラックが入ったりラチェットの掛け損ないで破損することもあった。
プラロックは比較して高価であるが、その分各部品の精度がしっかりしていて信頼感もある。
ラチェット部分もスチール製なので丈夫で動作も軽い。
そして何よりフリー操作が格段にやりやすい。
プーリーは丈夫で軽量なものを探していたところ、この製品に行き着いた。
プーリーとカラビナは共に70KNの破断強度なので、プラロックの引張力350kgに対する安全率も十分だ。

ローガーテープとスローラインミニセット。
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壊れそうになっているロガーテープを新調したので、
古いホルスターにスローラインのリールセットを合わせてみた。
ハーネスを使用しない現場での使い勝手が良くなる。かどうかは分からないが。

携帯用

Beranek氏のDVDを見て以来気にはなっていたが、
サイズ等良く分からず先延ばしになっていた。

先日現物を見せてもらう機会があったので、参考にしながら手持ちのライン等を組み合わせてつくってみた。
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メダリスト1494にフリンギット1.75mm約20m・10oz
必ずしもベストな組み合わせではないが、とりあえずということで。

法面伐採の現場で、IDとアサップで崖に取り付いたままスローラインを投げてリギングラインをセットする。
このような場面で非常に使い勝手が良く、便利だった。
グランドからロープを上げようと、下に向かって投げた際にウエイトに引かれてスプールが高速回転し、つまみがチェンソーにぶつかって飛んでしまった。

つまみがなくてもさほど作業性に変わりはなかったのでこのまま使用することにする。
カシメで取り付けられていて、単体での入手はできないようだ。

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