板
昨年秋に支障木として伐採したコナラ。

その上にコンパネを置けば基準面ができます。
今回縦挽き用の目立てをしたソーチェーンを用意したのでそれなりに切れましたが、
もったいないから板にして出した…
昨年秋に支障木として伐採したコナラ。
私有林の伐り捨て間伐。
毎年この時期は枯れマツの処理を行なっている。
今回は失敗談。
ロックフェンスの表面からはみ出して伸びた木その他を伐採する作業中、
誤ってランヤードをチェンソーで切ってしまった。
使用中のラインであればもちろん細心の注意を払っているが、当時モバイルフォールアレスター(アサップ)でバックアップを取っており、ランヤードは横移動した際のポジショニングとアンカーを移設する際の自己確保に使用していたため、アンカー真下での作業中はフリーになっていた。
そのまま垂らしていたつもりのランヤードがいつの間にかツルと潅木のゴチャゴチャの中に混ざっていて、気づかずに切りつけてしまった。
とりあえず継続使用するためにエンドを入れ替え、損傷部分が器具に入らないようビニールテープで折り返す応急処置をした。早急に交換することにする。
やはり使用していないランヤードなどはめんどくさがらずまとめてギアラックにクリップするなど、きちんと収めておくべきだった。
ツリーワークで刃物を使用するときは必ずランヤードでバックアップを取るので、あまり意識していない部分でもあった。
道路が通行止めではなくグランドからの無線合図で通行車両の無い間に作業していたため、時間的な焦りも有った。
災害にはならないが事故は事故。今後の教訓にしたい。
普通に伐倒できない、またはやりたくない場合の伐採方法にはいろいろある。
その中でも比較的作業上のリスクが少ない方法として、地上からロープをセットする吊るし伐りを紹介したい。
ターゲットは左手前のアカマツ枯損木。非常に分かりづらいが、樹冠部分のくびれ下にランニングボーラインで結んだロープを右奥のアカマツの枝に掛けて幹を巻きながら下ろしてある。
下部の状況。今回はアンカーの木にターゲットが密着してしまう設定のため、ロープの操作を安全に行うためにプーリーを介してサクラを最終アンカーにしている。
はじめに、樹冠をアンカーに近づけるためにかかり木状態にする。
ここでロープの弛みを取って固定しておけば、後はどのように伐っても樹冠の動きは制限されているので倒れることはない。
元玉を別のロープで確保しながら順次サイズに切り離してゆく。
軽くなってくれば、浮かせたままの作業が可能になる。
最終的に手前に引き込んで着地させた。
はじめに結んだランニングボーライン。
今回の伐採作業に使用した道具一式。
スローラインセット、ロープ2本(45m&18m)、プーリーセット、チェンソー。
他に1.2mの尺棒。
以上。
多少手間がかかるが、周囲の立木をほとんどいためず、高所作業もなく、
樹高20m以上ある木が伐採を終えた時点で数メートルの範囲内に収まるので、集積作業が非常に楽に出来る。
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