日記・コラム・つぶやき

オール電化

先日の伐採現場。
住宅裏から被さるヒノキでした。
さほど大きくなかったこともあり、初めて一度もエンジンをかけない現場となりました。

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樹上作業も地上のさばきも仕上げのブロワも全て電動。
終始静かな伐採で、家の中にいた奥様も「来てるの?」と全く気にならない様子でした。
住宅のオール電化もハイブリッド車も興味ありませんが、なんというか時代ですね。
住宅地では重宝します。

小笠原

いつの間にやら年の瀬です。

今年も色々ありました。いや、ありすぎました。年明けの台湾に始まり、東北、そして小笠原! とりわけ小笠原は長期でもあり亜熱帯の植物に触れる貴重な体験となりました。
以前から折々木登り仲間が小笠原へ行っていましたが、そちらとは違うルートでの仕事でした。
縁あっての巡り合わせ。何より地元事業体が元請となる仕事であることが良かったです。単なる伐採仕事以上の交流ができたと思います。
人との出逢い、未知の亜熱帯植物との出会い…海で泳いだこと無かったのにいきなりサップで沖へ出てしまったり!初体験の連続でした。
 
ここでも報告したかったのですが、なにぶん時期を逸してしまい…島の夕日でご勘弁を。
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12月は地元中心に動きましたが、年明けは大移動の日々となりそうです。
2月にはまた島での仕事も予定しています。
 
今日で本年の現場も終了、無事に年を越せる見込みです。
ここを見てくださるレアな皆様もどうぞよいお年を!

歴史

この2週間、樹齢100年から200年以上の大径木を伐採する機会がありました。
いわる立木買いで神社の木を伐り出す中、そのままでは倒せないものを担当する会社のそのまた応援、伐採職人としての仕事です。

 
伐倒の支障になる枝を下ろし、トップカットした上で牽引しながら倒すという流れが主で、大型チェンソーが大活躍でした。
 
「根張りまで取ってほしい」など、元請である材木屋さんの要求に応じながら確実な伐倒をするために、どこにツルを設定するか?受け口の角度をどうするか?
それぞれ伐倒のデザインを考える。そして倒れるとすぐに造材のマーキングが始まり、まさにそこは樹木が材木、お金に変わる瞬間。独特の臨場感がありました。
 
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林内には古い大きな切株が点在しています。ある時作業をずっと見ているおじいさんがいたのですが、話によるとその古い切り株はそのおじいさんのおじいさんが伐採したということでした。
ずっと以前からそうやって利用されてきた歴史の中に、自分の仕事も刻まれていくのだなと、少し誇らしいような気持ちになりました。
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けた外れな材が出て行っても、その林にはもっとすごい木がたくさん残っています。
また何十年、百年すれば次の木も大きく育つでしょう。
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40年あまり前の切株には鉞の跡が。
何かの折には木が伐られ、また次の木が育ち、受け継がれてゆく林です。

レスキューWS

2日間、株式会社マルイチさんのご厚意でマーク・ブリッジ氏によるARレスキューのワークショップに参加させていただいて、「樹上で動けなくなってしまったクライマーをいかに安全に地上まで下してくるか」というテクニックはもとより、安全に対する考え方や取り組みについて、改めて気づかされました。

レスキューについて数年前から練習に取り組んだりしてはいましたが、実際日々の現場で十分な備えができていたかというと中途半端なままでした。
 
今回少人数でマークさんとひざを突き合わせるようにしてディスカッションする中で、作業にヘルメット着用が当たり前であるように、車の運転でシートベルトを使用するように、チェンソープロテクションパンツを履くように、クライミングやリギングシステムの設計にレスキューのシステムを組み込んでいく事が当然となる。…ということがはっきりしてきました。

安全装備に関して過渡期を過ごしてきた僕らは特に、みんな初めはめんどくさかったりしたわけですが習慣になればそれ無しでは心もとない…という経験をしてきました。

これからはレスキューを念頭に置いた現場づくりをしていきます。

9月は

ご無沙汰してしまい、ご贔屓のマニアックな読者の皆さまには申し訳ありません。
 
去年も今年も、なぜか9月は災害復旧現場に長期出張しています。今回は東北岩手県、昨年12月に土砂崩れで脱線したJR山田線の復旧工事現場に助っ人として関わらせていただいています。
 
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脱線した車両は未だブルーシートにくるまれて半ば土砂に埋まったまま、歪み計など斜面の監視計器類が稼働する中、それらの機器をよけて100年生超のクリを中心とした大木を伐採搬出しています。
 
久々に林業的な作業で身体を使って、ハードでありながら心地よく作業しています。

2周年

ブログは放置気味ですが、2周年です。
ほぼ木登り職人として日々生活しています。

 
ツリーワークを志す人が増えてきているのを感じます。
伐採の需要はこれからもたくさんあると思います。しかし、登れるからといって仕事になるわけではありません。そこで今回は木登りおっさん的目線から昨今の木登り熱に感じるところを少々書いてみます。
 
ツリーワークと一言で言っても、樹木に関する知識、道具や技術に関する知識はもちろん、創造力や発想力、総合的な力が必要な仕事です。
 
林業や造園業から参入する若い人に対して感じるのは、チェンソーワークやクライミングの基礎的な力の不足です。
 
樹上でチェンソーを使って作業するとき、地上よりもシビアなコントロールが必要だったり柔軟な発想でカッティングしなければうまくいかないシチュエーションが多くあります。
もちろん目立ても出来ていなければ話になりません。
地上でイメージ通りにチェンソーを扱えない人が樹上に行ってきちんとした仕事が出来るとは思えません。 
 
クライミングは樹上で安全に作業するための手段でしかありませんから、デバイスに頼らない基礎から始まって様々な方法を知り、現場に応じて最適なやり方を選択できるのが技術だと思います。
手法にこだわって効率の悪い作業になったり、登ることで体力を消耗していてはスマートではありません。
 
テクニックが備わったとして、あとは知識です。「あの枝が邪魔だから」とか、「あの高さで」という要望もよくある話です。
伐採は所詮伐採、伐ってしまえばおしまいです。
 
しかし剪定は違います。「管理」ですから、その木が存在する限りやったことに対する結果が残り続けます。その場限りの作業ではなく、そこで求められていることに対してどうすることがより良い(施主の利益になる)のか判断することが大事だと思います。
「木のため」というフレーズも個人的にはちょっと違うと思っています。
 
 
近頃ネット上の動画でも器具の使い方を理解していなかったり、ブツ切りに癒合剤とかトンチンカンな内容のものが散見できます。でもそれを指摘してもらえるチャンスを得ているとも言えますから、一概にダメということもない気がします。
情報を出すことは大事ですね。内側に抱えてしまってはいずれ進歩がなくなってしまいますから。

作業開始

翌日は雨も上がり、本格的に作業スタート。
地元造園業者さんから借りたチェンソー。刃ががアレなのでとりあえず目立てから。

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タイワンフウの大木に登ります。台風による折れ枝の伐り戻しなど。
隣の木には台湾クライマー。今度ITCCに代表で出るとか。応援しますよ!
 
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20m地点の枝折れ跡にアリの巣。
初めて見る種類。サソリみたいなポーズで威嚇?してきます。
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時間的な制約もありなかなか納得の仕上がりまでは持っていけないことも多々ありつつ、
地元業者さんへのレクチャーを織り交ぜながら作業が進んでいきました。

台湾へ

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キッカケはこの木を撮った写真でした。
 
樹木医同期のNさんが池に向かって横へ伸びるアカギの写真をフェイスブックグループに上げて剪定可能かどうか問いかけたことから始まりました。
僕はすぐ「近くに高木があるならできますよ」と答えました。
それが台湾の新竹市にある新竹公園でした。
 
結局この木を触ることはありませんでしたが、公園100周年に向けてのリニューアルに際し、公園内の樹木を剪定したりその指導をする仕事に参加することになりました。
 
現地での支払いが発生する仕事をするための渡航にはビザが必要で、通常の海外旅行とは違ってその取得のために東京へ出かけたり、準備もそれなりに大変でした。
ビザどころか以前に海外へ出かけたのはずいぶん前で、パスポートの申請からでした。
 
準備も何とか終えて現地へ向かいます。飛行機の便はみなバラバラ、関空、セントレア、成田から現地で集合となりました。僕は時間も他のメンバーと離れていたので一人でホテルへ向かうのでした。
 
桃園国際空港に到着して不愛想な入国審査のおばちゃんをやり過ごし、両替したり小腹を満たしてからタクシーへ。案内所でグーグルマップを頼りに住所を伝え、タクシーに乗車しました。
そしたら運転手のオジサン、猛スピードで走りながら「ウェアユーゴーイン?つーべい??」
え!?聞いてないの??つーべいってなに??
全然噛み合わないまま何度か同じやり取りを繰り返し、ようやく目的地の地名がつーべい(竹北)で、竹北のどこだか聞きたいことが分かりました。
スマホの地図を見せても目が良くないらしく近くに行ったらナビするよう言われ(笑)、まあ無事に到着しました。
 
フロントに行くと、あれ??予約が入ってない?別館かも!って、二つあるの?このホテル!
…別館でした。そしてまたタクシーを呼んでもらい約15分。やっと目的のホテルに到着して事前に送っておいた荷物とも対面できました。
 
波乱の幕開け。
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新年

正月もあけてしまいましたが、本年もよろしくお願いいたします。

 
昨年後半は出張が多くなりました。12月だけは地元の現場を集中的にやって、あまり家を空けることはありませんでした。
今年はというと、早々から出張です。来月もおかげさまで少し旅を予定しています。
 
今回の仕事先は海を越えます。もちろん直接指名いただくほどの知名度はありませんので、ただただ人のつながりで声をかけていただきました。
ビザの取得や国際郵便など、初めてのことだらけでいろいろと準備は大変でした。しかしそれよりも新しいものに取り組むことを「おもしろい経験」として楽しんでいます。
 
はっきり言って通常の仕事をしている方が儲かります。だいぶ経費も使ってしまいましたから。でもこの経験はプライスレス。お話をいただいて、何を置いても行こうと思いました。
 
内容はいわゆる高木剪定です。台湾で公園樹木の維持管理に関する技術支援ということです。現地の人にどれだけのものが伝えられるか分かりませんけれど、できる限り、つまりいつものようにやってこれたらと思います。
 
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年の瀬

いよいよ年末。
すでに今年の作業は無事に終了しました。
身体が資本。怪我や故障なく一年終えられたことに感謝します。
価格競争はしないというポリシーにもかかわらず、仕事をさせていただいていることに感謝しています。
精一杯のクオリティーで応えていきます。
ありがとうございました!

大晦日も遠方の現場確認と見積合わせて2件立ち寄ってからの帰省となります。
仕事が納まりません。ありがたいことです。

みなさま、よいお年をおすごしください。

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