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2016年11月

歴史

この2週間、樹齢100年から200年以上の大径木を伐採する機会がありました。
いわる立木買いで神社の木を伐り出す中、そのままでは倒せないものを担当する会社のそのまた応援、伐採職人としての仕事です。

 
伐倒の支障になる枝を下ろし、トップカットした上で牽引しながら倒すという流れが主で、大型チェンソーが大活躍でした。
 
「根張りまで取ってほしい」など、元請である材木屋さんの要求に応じながら確実な伐倒をするために、どこにツルを設定するか?受け口の角度をどうするか?
それぞれ伐倒のデザインを考える。そして倒れるとすぐに造材のマーキングが始まり、まさにそこは樹木が材木、お金に変わる瞬間。独特の臨場感がありました。
 
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林内には古い大きな切株が点在しています。ある時作業をずっと見ているおじいさんがいたのですが、話によるとその古い切り株はそのおじいさんのおじいさんが伐採したということでした。
ずっと以前からそうやって利用されてきた歴史の中に、自分の仕事も刻まれていくのだなと、少し誇らしいような気持ちになりました。
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けた外れな材が出て行っても、その林にはもっとすごい木がたくさん残っています。
また何十年、百年すれば次の木も大きく育つでしょう。
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40年あまり前の切株には鉞の跡が。
何かの折には木が伐られ、また次の木が育ち、受け継がれてゆく林です。

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