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2周年

ブログは放置気味ですが、2周年です。
ほぼ木登り職人として日々生活しています。

 
ツリーワークを志す人が増えてきているのを感じます。
伐採の需要はこれからもたくさんあると思います。しかし、登れるからといって仕事になるわけではありません。そこで今回は木登りおっさん的目線から昨今の木登り熱に感じるところを少々書いてみます。
 
ツリーワークと一言で言っても、樹木に関する知識、道具や技術に関する知識はもちろん、創造力や発想力、総合的な力が必要な仕事です。
 
林業や造園業から参入する若い人に対して感じるのは、チェンソーワークやクライミングの基礎的な力の不足です。
 
樹上でチェンソーを使って作業するとき、地上よりもシビアなコントロールが必要だったり柔軟な発想でカッティングしなければうまくいかないシチュエーションが多くあります。
もちろん目立ても出来ていなければ話になりません。
地上でイメージ通りにチェンソーを扱えない人が樹上に行ってきちんとした仕事が出来るとは思えません。 
 
クライミングは樹上で安全に作業するための手段でしかありませんから、デバイスに頼らない基礎から始まって様々な方法を知り、現場に応じて最適なやり方を選択できるのが技術だと思います。
手法にこだわって効率の悪い作業になったり、登ることで体力を消耗していてはスマートではありません。
 
テクニックが備わったとして、あとは知識です。「あの枝が邪魔だから」とか、「あの高さで」という要望もよくある話です。
伐採は所詮伐採、伐ってしまえばおしまいです。
 
しかし剪定は違います。「管理」ですから、その木が存在する限りやったことに対する結果が残り続けます。その場限りの作業ではなく、そこで求められていることに対してどうすることがより良い(施主の利益になる)のか判断することが大事だと思います。
「木のため」というフレーズも個人的にはちょっと違うと思っています。
 
 
近頃ネット上の動画でも器具の使い方を理解していなかったり、ブツ切りに癒合剤とかトンチンカンな内容のものが散見できます。でもそれを指摘してもらえるチャンスを得ているとも言えますから、一概にダメということもない気がします。
情報を出すことは大事ですね。内側に抱えてしまってはいずれ進歩がなくなってしまいますから。

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