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2014年9月

剪定

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とあるお宅のシラカシです。
もう秋だというのに、新芽が伸びています。
以前手入れをしていた庭やさんは、よく街路樹でなされるように葉をほとんど取ってしまう剪定を繰り返していたそうです。
全体に葉が小さく、かなりストレスが溜まっているようです。今年は春に新芽を伸ばす力もなく、夏まで一生懸命エネルギーを貯めていたのではないでしょうか。
一部の枝は枯れてしまっています。
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枯れていない枝もほぼうろになっています。
ずっと前の強剪定の影響だと思います。
幹にも腐りが入っているでしょう。
でも強い木です。
今回管理を任せていただいたので、葉の量をなるべく減らさないよう各枝の玉をひとまわり大きく整えて、来年以降は少しずつ自然風の枝ぶりに変えていきたいと思っています。
今回は伸びすぎた徒長枝を少し切り詰め、絡み枝を解消、前回までのブツ切りで枯れ込んだ枝を整形する作業で、外観は大きく変えません。
とても緻密で分かりにくい、手間ばかりかかる作業です。
ビフォー・アフターの写真を撮っても全然インパクト無いと思います。
こんなこだわりの剪定を理解していただいた(というより分からないけど任せてもらえた)お施主さんにひたすら感謝です。

森林整備

ごく小さい面積ですが、管理を任されています。
数年前に皆伐、コナラなどの広葉樹が植栽された地元共有林です。

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去年まで共同の所有者で自力管理(下刈)をされていました。
しかし誤伐が多かったり、斜面での作業に困難を感じたり、だんだん手におえなくなってきてしまいました。
従来の林業的なやり方では苗木以外を刈払うという方法です。
しかし植栽されたコナラの多くがシロスジカミキリと思われる穿孔虫の被害を受けていて半枯れ状態で、苗木以外を刈払っていてはまともな山にはならないでしょう。
実生や萌芽をうまく育てていく方が合理的です。幸いコナラ、ヤマザクラ、ソヨゴ、エゴノキ、マユミ…イロイロと勢い良く生えてきています。最大勢力はヌルデ、タラノキ等の先駆種です。針葉樹もスギ、ヒノキ、アカマツ、カラマツなどが見られます。
大きな声で言えませんが、植える必要などなかったのです。
「桜などの花を楽しめるような」…生産目的よりは憩いの場としての山を作るのが所有者の意向です。
元々ヤマザクラがよく見られるところですので、それらの植栽木と萌芽したヤマザクラを中心に色々な樹種を織り交ぜて育てることにします。
萌芽更新したものは絡み枝を剪定する程度、大きくなりすぎるヌルデや絡みつくフジは優先的に伐ります。やることは細かくマニアックで、やった後もゴチャゴチャです。ゴチャゴチャのまま管理します。
例えばスギヒノキも
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ススキの株の中にスギを発見。その頭の上をサラっと刈っておきます。
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こちらも実生のヒノキ。密集して被さっていたエゴノキとコナラの枝を払ってこの状態。
もう少し全体に樹高が伸びて競合が厳しくなるまでは、過保護にならない程度の手助けで育成樹をあまり絞り込まず、「ヤッタ感」の出ない感じで行こうと思います。
オマケです。
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こちらはすぐ近くの林。ここ数年でマツ材線虫病、いわゆる松くいでアカマツは壊滅的ダメージを負ってほぼ枯れてしまいました。しかし光の入った林床は豊か。
もうアカマツが優先する時代は終わりです。
安全のために枯損木を伐る事になりますが、今後が楽しみな林です。
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実は林業的ポテンシャルも高いのです。

造形

枯れてしまったヒノキ、原因を探ろうと樹皮をめくると思いがけない造形が現れました。

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虫には敵わないなあ。いろんな意味で。

これだけではなんですので新ネタを…

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DF-Factory号、バージョンアップです!
軽トラ荷台が付きました。積載量一気に倍増。

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