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2014年3月

風格

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私有林の伐り捨て間伐。

一目見てそこだけ雰囲気が違っていた。
木に風格がある。
施業地の一部に林齢91年という林分が含まれていた。
劣勢木を伐倒して年輪を数えてみるとおよそ100年。
心の緻密さからおそらく山採り苗なので、植えた時点で数年経っていたようだ。
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切り株も伐倒木も見当たらないので、少なくとも数十年は間伐されていない。
約70年前に年輪幅が大きくなっている。
これは隣接する林分で伐採、造林が行なわれたためだと思われ、そこの林齢とも一致する。
100年生の劣勢木…普段の保育間伐の感覚では伐ることができない。
太いもので直径50~60cm、樹高30mほど。競合するものはすでに良材で捨てるには忍びない。
枯木や枯れそうな劣勢木、根が起きてしまったものを伐ってごまかすしかなかった。
実効的な間伐にはならないが、例えば15年後に搬出したとしても状況は今とさほど変わらないだろう。優劣はすでについてしまっている。
雰囲気は天然林に近いものがある。
間伐手遅れも極まれば天然林?
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隣接するエリアも太くはないが70年生で、架線を使えば一緒に出すことが出来ただろう。
100年生の劣勢木も建材以外の使い道があるかもしれない。
このような埋もれる宝を掘り起こすのがフォレスターや木材コーディネーターの仕事になるのだろうか?

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