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不良債権

某分収林。
沢筋は崩壊し、植林木はほぼ熊剥ぎ被害にあい、資産価値としてはとても期待できない。

それでも植林が普通に存在するものとして間伐をする。
そのような紙の上にしか存在しない森林がどのくらいあるだろうか?
蓄積とか伐期とか、それ以前に真に利用可能な木材資源量というのは誰も把握していないのではないだろうか?
特に奥山の分収林などは、契約延長で問題を先送りするだけではなく、現状を直視して方針を転換するときではないだろうか?
もはやこの場所で皆伐再造林は非現実的だ。すでに失敗している。別の利用方法を模索するなり、自然林に返すことも考えなければいけないだろう。
植林が成立しないところは自然度が高いという見方もできる。
Ncm_1055
こんなものや、
Ncm_1058
こんなものも。
これは天然サワラの倒木から芽と根を出して立木に成長したもの。
周辺はヒノキが植林されていたはずだが、ほとんど天然のサワラに入れ替わってしまっている。
前回の間伐でかなり伐っているにもかかわらず、以降下層植生が育った形跡も皆無。シカがすべてを食べつくす。
実際に作業に入る我々は山の状況を感じ取り、山の価値をこれ以上劣化させないためにはどうすれば良いか、柔軟に考えて選木する必要があるだろう。
下層植生を刈払い劣勢木を機械的に伐るような手法で山を守ることは出来ない

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コメント

たまたま僕が今入っている切り捨ての現場も同じような状況です。林道はあるものの、崩壊地に作ってしまっているために、車は走れません(泣)せっかくの林道を歩いて間伐現場まで行きます。地すべりも結構あるようで、根曲がりになっていたり、完全に倒壊した部分も多々あります。こちらでは熊はぎは無いですが、崩壊地のために上部からの落石により傷ついた木も多く、しっかりチェックして伐らないと、中に入り込んだ石でソーチェンがダメージを受けます。これからどうしていきたいのか先が見えないままの間伐は気がめいります・・・・・

あ、ギリシマさんのブログ発見!!前回のもチェックしましたが・・・・・あれはなかなか見つからないかと(笑)

パイナップル頭さん、そうですね。ビジョン無き森林整備。補助金林業の最悪な部分です。
せめて現場では思考停止することなく「ベター」を目指して努力しないと、僕たちの価値さえ疑わしくなってしまいます。

ギリシマブログ、DF-Factory新人ブログとして今後もごひいきによろしくお願いします。

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