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2013年8月

訓練

レスキュー訓練。

ツリーワーク人口が最近増えてきている。
しかし、この技術が活きる現場はクレーンや重機の入れないところ。以前にも書いたように、そこでは消防レスキューも同じくアクセスできない可能性がある。

万が一樹上で誰かが行動不能に陥った場合、救助するにはチーム内で地上まで下ろすことになる。

最も大事なのはそのような状況にならないための備え。
しかし、万が一への備えも同じく必要だ。
そして、無謀なレスキューを試みて二次災害になってしまうような事もあってはならない。
その備えは継続的な訓練によってのみ身につける事ができる。

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先日の訓練には多くの参加者が集まった。
より広くこの訓練の重要性が認知されることを願っている。

我々が参加する月例レスキュー訓練はこちらから。

不良債権

某分収林。
沢筋は崩壊し、植林木はほぼ熊剥ぎ被害にあい、資産価値としてはとても期待できない。

それでも植林が普通に存在するものとして間伐をする。
そのような紙の上にしか存在しない森林がどのくらいあるだろうか?
蓄積とか伐期とか、それ以前に真に利用可能な木材資源量というのは誰も把握していないのではないだろうか?
特に奥山の分収林などは、契約延長で問題を先送りするだけではなく、現状を直視して方針を転換するときではないだろうか?
もはやこの場所で皆伐再造林は非現実的だ。すでに失敗している。別の利用方法を模索するなり、自然林に返すことも考えなければいけないだろう。
植林が成立しないところは自然度が高いという見方もできる。
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こんなものや、
Ncm_1058
こんなものも。
これは天然サワラの倒木から芽と根を出して立木に成長したもの。
周辺はヒノキが植林されていたはずだが、ほとんど天然のサワラに入れ替わってしまっている。
前回の間伐でかなり伐っているにもかかわらず、以降下層植生が育った形跡も皆無。シカがすべてを食べつくす。
実際に作業に入る我々は山の状況を感じ取り、山の価値をこれ以上劣化させないためにはどうすれば良いか、柔軟に考えて選木する必要があるだろう。
下層植生を刈払い劣勢木を機械的に伐るような手法で山を守ることは出来ない

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