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2013年3月

スクエアチゼル

スチールPS3の登場でチゼル刃(角刃)が一気に身近になった感がある。
しかし、チゼルを丸ヤスリで目立てする限りキックバックが起きやすく、突っ込みを多用するような伐採や樹上での使用には向いていないのではないだろうか?

現在MS201、MS362共にチゼルを使用しているが、丸ヤスリでの目立ては一度も行っていない。チゼルのメリットはダブルベベル等チゼルファイルでスクエアチゼルの目立てをすることで発揮されると思っている。

Imgp2362
上が新品、下が使用中のもの。
特徴的なのは横刃。新品がかなり尖っているのに対し、スクエアはほぼ90度。
丸ヤスリでの目立てでは横刃目立て角は上刃切削角に連動する。
ダブルベベルを使用すると、それらを別々に設定できるため、切削角鋭角、目立て角鈍角という目立てが可能になる。

上刃目立て角は約20度、切削角約45度。
横刃目立て角は約90度、切削角約45度。

これらはあくまで個人的目標値で、絶対値ではない。

これで得られるのは、低い切削抵抗とアンチキックバック性能。
低振動でほぼキックバックを気にすることなく、どこからでも自由に突っ込み伐りができる。

スクエアチゼルについて興味があれば、こちらのサイトに詳しい。
http://www.madsens1.com/default.htm

良い事ずくめのスクエアチゼルだが、問題は目立ての難易度が高いこと。
通常のバーを上から見た角度、正面から見た角度に加え、ヤスリのひねりも決めなければいけない。しかもそれらの角度はそれぞれ目立て角と一致しない。

しかも、PS3はカッターが小さすぎるため、ダブルベベルを使おうとするとドライブリンクやタイストラップに接触してしまう。そのため新品を目立てするとき、まず接触する部分をグラインダーで削り取る。
Imgp2369

次に新品の目立てを全否定する。(笑)
Imgp2370
仕上がりの目立て角に合わせてカッター先端をグラインダーで削り取ってから、内側をダブルベベルで研磨する。
ヤスリの余計な消耗を避けるためだ。
Imgp2373
これでやっと仕事に使える刃ができる。

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