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2011年12月

地上作業

普通に伐倒できない、またはやりたくない場合の伐採方法にはいろいろある。
その中でも比較的作業上のリスクが少ない方法として、地上からロープをセットする吊るし伐りを紹介したい。

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ターゲットは左手前のアカマツ枯損木。非常に分かりづらいが、樹冠部分のくびれ下にランニングボーラインで結んだロープを右奥のアカマツの枝に掛けて幹を巻きながら下ろしてある。

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下部の状況。今回はアンカーの木にターゲットが密着してしまう設定のため、ロープの操作を安全に行うためにプーリーを介してサクラを最終アンカーにしている。

はじめに、樹冠をアンカーに近づけるためにかかり木状態にする。

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ここでロープの弛みを取って固定しておけば、後はどのように伐っても樹冠の動きは制限されているので倒れることはない。
元玉を別のロープで確保しながら順次サイズに切り離してゆく。
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軽くなってくれば、浮かせたままの作業が可能になる。

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最終的に手前に引き込んで着地させた。

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はじめに結んだランニングボーライン。

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今回の伐採作業に使用した道具一式。
スローラインセット、ロープ2本(45m&18m)、プーリーセット、チェンソー。
他に1.2mの尺棒。
以上。

多少手間がかかるが、周囲の立木をほとんどいためず、高所作業もなく、
樹高20m以上ある木が伐採を終えた時点で数メートルの範囲内に収まるので、集積作業が非常に楽に出来る。

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師走

師走の忙しさにかまけて更新も滞っている。
アクセス数も増えてきているのに、申し訳ない。

先日森林ボランティア団体の講習会で言わせてもらった言葉。
「慣れと麻痺は紙一重」 危険な状態に慣れてしまっていないか?
今一度、普段の作業を見直し、リスクの査定をして、
仕事納めまでの1週間、無事故で過ごしたい。

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