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元凶

先日、『林材業リスクアセスメント実務研修会』なるものに参加する機会があった。
内容としてはごく普通のことで、テキストが重複して無駄が多いこと以外特別なことはない。

誤解のないように言っておくが、リスクアセスメントを行うのは当然のこと。

問題は研修の最後、林災防ゆえに、
「皆さんかかり木処理の禁止作業は分かっていますか?」
「やっていませんよね?」
幾度となく繰り返されてきたこのやり取り、もううんざりだ。

ついつい噛みついて、間接的にも馬鹿呼ばわりまでしてしまった。
「やっていませんよね。」この言葉を吐いて、それを聞く誰もが「馬鹿だなあ」と思っている。
そしてそれを全員が分かっている。そんな茶番をいつまで続けるのか?

「禁止」の一言で必要な技術をアングラへと追い込み、議論し、考えることさえも否定している。
現場は効率を無視することはできない。安全をおろそかにすることはもっとできない。
それらを両立させなければいけないのだ。

元玉伐りのリスクアセスメントこそ必要なことではないのか?
やるならば、考えなければいけない。
真に何が危険で、どのようにそれを回避するのか?しかも効率的に。
馬鹿を馬鹿と言うだけでは、どちらも馬鹿に変わりない。

タブーを恐れず、表に出して堂々と議論し、考えよう。
でなければ、事故を減らしてゆくことなど絶対に出来ない。

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コメント

だんさん、
ちょっと前に 同じような話をしたことがありました。
同じような茶番状況で、思い切って言ったのに なんというか届かない虚しさみたいなことを
感じてきました。
でも世の中の仕組みというか 現状を素直に見てみると
だんさんに指摘された人も 「俺じゃなくて もっと上に言ってくれ」ということなんでしょう。
上の指示か法令がそうなったら そのようにやる ということになると思うんです。
事の良し悪しは置いといて 結局なかなかタブーが動くことはない。

じゃあ この「上」とか「法令」を 動かすにはどうしたらいいかなんですが
例えば世の中の他の業界の人たちは どうしているかというと
やはり 大なり小なりの団体を作っていて、そこから官庁や議員に働きかけて
自分たちの考えを実現しようとする。 良いかどうかは別にして、これは見事にそうなんですね。

だから我々も・・・と言ってはみても そんな単純な話にはならない絵空事・・・。
具体的な方法論が今はないんです。 

でもね、 講習会で 権限をもたない末端講師に突っかかってシラけて帰ることを繰り返すより
その奥にいる官庁に申し入れをするような林業労働者の小団体があってもいいと思うんですよね。

これ、無宿の夢・・・・ということにしときます。

 


無宿さん、そうですね。
これをいくら繰り返しても変わるとは思えません。

ただ、現場の現状を考えたとき、自分たちが上に文句を言えるだけのことをやっているのか?
ということを逆に問いかけたかったわけです。
現場サイドが「禁止だから」で思考停止していれば、やはり事故は減りませんし、
そんな状態で何を言っても駄目でしょう。

文句を言う前にやる事やるのがスジってもんですよね。

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