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切れ味

チェンソーの切れ味について雑感。

まず、チェンソーに関しては「刃物としての切れ味と切削スピードはイコールではない」と思っている。

スピードのみを求めるなら、フック形状にして食い込ませ、パワーで引きちぎるようにするセッティングも
選択肢の一つになるだろう。
しかしその場合カッタ一つあたりの負荷が高く、振動やキックバックが強く出る。
当然各部の磨耗も早くなる。

僕が目指しているのはあくまでも刃物としての切れ味。切削抵抗が少なく、カッタに対する負荷が低いので、
スムーズでキックバックもほとんど起こらない刃。
Imgp0776

なかなか鮮明な写真が撮れなかったが、これは22LPをダブルベベルで目立てしたもの。
チゼル刃は文字通り角ノミ状態になる。

横刃がしっかりと仕事をしてくれるのでスムーズ、切削の自由度が非常に高いので思い通りに
切り進むことができる。


Imgp0773

そしてPMC3をグーフィーで。
くらべてみるとわかるように、上のチゼルの形をマイクロチゼルで目指したものだ。
これはグーフィーを使うとこうなるということではなく、「削り出した」と言った方が良いかもしれない。
少々手間がかかる。

どちらもガレット=富士の裾野に段差ができている。これが大きくなると抵抗になってしまう。


キックバックは目立てによってかなり抑止することができる。
それをソーチェーンメーカーが認識していないように感じられるのが残念だ。
ローキックバックを謳いながらかなりフックな刃をつけて切削スピードをアピールしていたり。
僕にとっては全く使えないセッティングだ。
新品の刃にいきなりグラインダを当てて修正しなければいけない。
目立てをすれば非常に良いソーチェーンなので、もう少し何とかしてほしいものだ。

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コメント

だんさん、こんばんわ

切れ味とスピード、どっちを取るかと言われれば
切れ味ですかね、
それが実現できているかどうかは別として
滑るように入っていく感触は 想像するだけで感動的でもあります。

時間以外の目立て評価基準となると
たとえば 
 ①話題の振動加速度などには差がでるんでしょうね きっと。
或いは
 ②切り屑の破断面の滑らかさを見る
  これって 大きく拡大すると けっこう差が明白だと思いますね。
 ③音だって差があるんだろうけど エンジンがうるさいですからね。
 ④実使用感の比較 ー疲れの程度とか
   ある程度の時間を回してみて 疲れ具合をモニタリングする・・・う~~ん
結局、
 ⑤好き嫌いで判断する
  やっぱりこれかな? かなりアバウトだけど 
  でも本人には一番よくわかるという・・・ 
  とにかく好きなんだから 
  これはもう どうしようもない

 
  
   

無宿さん、スピードというのはやはり現場トータルでとらえる必要があると思っています。
切込みが早くても作業性が悪かったりキックバックが激しくて危険な状態では早く疲れますし、
効率的とは言えません。

①手に伝わる振動はカッタ長のバラつきが一番の原因ですね。
②これは顕著に現れます。写真の刃は竹を切ってもスムーズです。
 しかし切りくずの長さは必ずしも切れ味に比例しません。
③これはなんとも…
④疲れはもちろんあります。
⑤慣れというのもあるので、「こんなものだ」と思ってしまっていては「次」に行けません。

その他にも、心理的な違いを感じます。
フック気味の刃でガツガツやってると、どちらかというと攻撃的な気分になりますが、
スムーズな刃で力まず作業していると気分的にも穏やかでいられます。

世界初のピコ角、スチールPS3を早く試したくてうずうずしてるんですが、
まだ入荷待ちです。このソーチェーンが期待通りなら、
「さらばグーフィー」ですよ。

だんさん。  はじめまして「キマル」なるチェンソー目立て装置の開発元で す。  角ヤスリで角刃の目立てですか。 切味が良いでしょうね。  刃先形状をフックにするかはヤスリの高さで決りますが、  もう一つは、切味を一番に左右する上刃切削面に下側から適切なヤスリ圧を加えないと理想の目たてができませんが、下側からヤスリ圧を加えると指先での刃先固定では、刃先がバーから浮上る事が目立てを難しくしていると考えまして刃先ストッパーなる物を開発をいたしまして「キマル」は解決をしました。   尚、ヤスリの直線案内・ヤスリの角度と高さも機械制御して、人間のブレを排除してありますので確実に理想の目立てが可能です。  この様な新しい目立て技術に付いても「だんさん」に評価して頂きたく御願いを致します。

キマルさん、はじめまして。…実は昨年高崎で対面、ご説明していただいているのですが、
人も多くお忙しそうでしたので挨拶もせず、失礼いたしました。

刃先ストッパーの機構、すばらしいと思います。

刃先の高さを基準に本体を固定するため、やはり最初の位置決めが重要ですね。
本体をバーにぶら下げる工程が、確実であり同時にウィークポイントにもなると思います。

固定ネジを締めるときにぶれてしまうとすべてが狂ってしまいますし、
著しくバランスの悪い刃の場合でも基準が出ません。

チェンソーを一度高さのある台に固定する必要があり、
そのあたりに煩わしさがあるのではないでしょうか?

本体固定のことで、もう一つ気がかりがあります。
片側からのクランプでは、ゲージの幅(バーの厚み)によってセンターが狂ってしまわないでしょうか?
センターが出ていなければ、左右対称の刃付けができなくなります。
そんなに気にするほどのことではないかもしれませんが、
僕は気になってしまいます。

一般的な使用ではもっとも簡単確実な目立て装置であると認識しています。
「新品チェーン」を否定している僕はちょっと導入に踏み切ることはできませんが、
「良い」ということは言えます。

高崎会場でお会いしたのですか、こちらにお会いした記憶がなく残念です。しかし「キマル」目立て装置の的確な理解に驚きです。刃先ストッパーですが、   ヤスリ位置決め直線案内装置を完成 テスト使用しますと切れませんので原因は刃先を指先の固定では刃が付きませんのでネジ式の刃先固定ストッパーを開発をして問題解決です。   この刃先ストッパー機構のみを本体部から取り出した(携帯用キマル)は、若い地元の林業現場人)からの注文で製作をいたしましたが、 基本的に私は勧めておりません。 (いずれ出来杉ブログで紹介と思われます。)                                                                            取り付け方法は、「キマル」国の開発改良業務委託事業で 設計担当技師のアイデアですが、ヤスリの高さ位置をソーチェンの規格を問わず取り付け可能です。  重力利用の素晴しい考えと思います。                                    センターが狂うですが、ヤスリ角度高さ位置決めゲージ(キマルゲージ) をバー両側に対称に片側を押し付けると片側は引きよされて圧着しますので、どんなバーでもセンターは狂いません。
 「一般的な使用ではもっとも簡単確実な目立て装置であると認識しています。 」  おそらくオレゴン社の製品と思われますが「キマル」は国庫資金を利用して開発改良してありますので、大量生産・大量販売は私には無理と国側で判断をいたしまして「やまびこ」社に量産化を依頼   同社の国内サービス課が担当で性能調査をして、手動タイプでは最高との評価を頂きましたが営業部が販売に対して首をたてに振らないとの事です。     いずれにせよチェンソーの目立て作業は、簡単な目立て治具の開発が急務です。あれこれ手仕事での理論では確実性と再現性に劣ります。       公的機関で、国の内外を問わずチェンソーの目立てに関する機械・器具等をすべて集めて比較検討する場所を作りどの方法が良いのか判断基準を作る必要があると考えます。  今後も引き続き宜しく御願いを致します。

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