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Bad Cut

先日のT-5でも詳しく検証したことだが、今の現場でちょうど見ることができた。

Ca3a0605

このような枝打ち跡をよく目にする。
これは十数年前に枝打ちされて、すでに完全に巻き込まれている。
しかしこの縦に筋が入った形は、枝座を切除した証拠だ。

この中身は、

Ca3a0606

悲惨だ。変色、腐れが入って、商品価値を著しく下げてしまっている。

Ca3a0607

こちらは枝座の表皮が残されている。
枝打ち時点ですでに枯れていたか、その前に除伐などで切断されていたと思われる。

中を見てみると、

Ca3a0608

多少死節になっているものの、巻き込み自体はきれいにできているのがわかる。
周辺に失敗した枝打ち跡があるので変色がみられる。

良かれと思ってやったことが材の価値を下げてしまった。
枝打ち名人の「技」を真に受けた全国の林で同じ事が行われているのではないだろうか?

剪定の基本は枝座を決して傷つけないこと。すでに常識だ。
枝打ちは剪定。

科学的な裏づけがないまま「枝打ち名人」を紹介してきたメディアも、
あらためてこのことを検証する必要があるのではないだろうか。

藤森先生がこの事実を世に発表したのは20年も前の話だという。
林業界は何をやってきたのだろうか?

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