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命がけ

林業の現場での仕事について考えてみる。

「林業は危険な仕事だ。」
「命がけでやっている。」

良く聞くフレーズ。たしかにデスクワークよりは怪我のリスクが大きい。
しかし仕事というのは家族が生活する糧であり、稼ぐということだ。

命をかけてはいけない。

危険な仕事をしている自分にちょっとしたステータスを感じていたり、
一般人とは違うというような考えでいる人は危険だ。

自分から見た「一般の人」の多くは、自分が知らない分野での専門家であり、
彼らから見れば自分は「一般の人」である。
自分たちだけが特別ではない。林業もただの仕事だ。

家族と自分のために、健康的に継続的に稼ぐ必要がある。
そこで持続的に収入を得るためには、まず怪我をしないこと。
身体に悪影響があると分かっている事には対策をとること。

例えば防護具。
今どき、暑いからとか、うっとうしいとか言ってヘルメットを被らない人はほとんどいない。
同じように、チャプスやゴーグル、プロテクション付きの履き物なども普通に使用するようになっていくだろう。
耳栓も、着用すると声が聞こえなくて危険だとか言っている人もいるようだが、使っている人は不便を感じていない。
普通に会話できるし、頭の上でパキッと枝が折れる音も聞こえる。
耳栓、イヤマフの効用は音圧を有害でないレベルまで下げることで、着用すると音が聞こえなくなるものではない。

その他にも腰に負担をかけない身体の使い方や、適切な機械、器具の扱いなど、
身体に負担をかけないようにするポイントが沢山ある。

将来の健康を仕事に捧げるような、まして命をかけるなどということはナンセンスだ。

普通の仕事なのだから。

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コメント

3発目
>自分から見た「一般の人」の多くは、自分が知らない分野での専門家

そうなんですよね。
そういう尊敬の念で他人を見ることができれば簡単に批判なんてできなくなるかも。
モチ屋のモチが一番うまいんだから。(笑)
それぞれ自分達が売るモチを最高に旨くする努力が最優先。
人のモチはその後ですね。って話がそれた。

でも「ちょっとチャチャッとやっちゃってよ」なんて簡単に言われると「オイオイ危険なんだぜ、技術ナメンナヨ!」って言いたくもなります。
「命がけだぜ」はプロなら言っちゃいけない言葉ですね。

2発目で撃沈でした。
なんだかんだ言って本当に命かけてるヒトなんてほとんどいないと思いますけど。
軽々しく言うべきではないですよね。
言った本人が軽くなってしまいます。

本人の自覚なく命がけ状態というのが一番怖いです。
ツリーワーク道具などは曲芸的だったことを普通の作業に変えてくれました。

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