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刈刃

世間では刈払機シーズン。我が班では下刈りはまずないので除伐のみ。
以前にも書いたことがあったが、今回新品の刃を買って目立てをしたので大公開。

刈刃の目立ては誰かに教わったことがなく独学試行錯誤なので、
おそらく独自の進化をしている。
現時点で最も気持ちよく伐れる刃の作り方。

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ベースはツムラの笹刈刃。
まず大まかにグラインダで形を作る。

リョービの刃研ぎグラインダ。低速で焼きが入りにくく、軽いので操作性も良い。
砥石は用途別に粒度を使い分けている。

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刃のトンガリを落とし、ソーセットでアサリを出す。

Ca3a0501_2

細かい砥石に換えて背を研磨する。角度はほとんど付けず、打ち抜きのバリを取る程度。
バリには焼きが入っていて、いきなりヤスリを当てても効かない事があるので、下地作りの意味もある。

ここから手作業。

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ヤスリは平と3コーナー。そして古いギヤヘッドを利用した目立てスタンド。
グラインダは左手に刈刃、右手にグラインダの完全フリーハンドだが、
ヤスリがけはスタンドに半固定(回転はフリー)している。
ちなみに現場では刈払機に着けたままがやりやすい。

平で背を仕上げた後、3コーナーの短辺でスクイ面を研磨する。切削角は80度前後、盤に対しては45度。このくらいが鋭くしかもほとんどキックバックしないスムーズな切れ味になる。

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暗くなってしまったので投光器の明かりで。

なぜ3コーナー?
丸ヤスリではカッティングポイントの切削角が分かりづらく、曲面なので少しでも背を落とすと角度が変わってしまう。
3コーナーは平面なので角度が明確になる。すり込んでいくとクチバシ状になるが、ヤスリの角が鈍角なので欠ける心配も少ない。
それから「クチバシ具合」がピッチを揃える目安にもなる。

少々贅沢かもしれないが、刈刃をあまり使い込んだことがない。欠ければ交換、
減る前に新しい刃、目立てを試したり、目立て直しの時間より新品の値段の方が安く感じてしまって現在に至っている。

除伐の現場では一日1回か2回、軽く刃先を整える程度なので、さほど消耗しないというのもある。

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コメント

「笹チゼル」が更に進化しましたね。
僕も以前、笹刈刃をチゼルみたいにしてみたり、鋸刃みたいにしてみたり色々いじってみたんですけどキックバックが大きくて除伐のとき、最近は鋸刃の方を使っています。
でも、だんさんのようにもっと厳密に刃を付けたらかなり良さそうですね。
あと僕は255径を使っていたので230にすればキックバックは減らせるかなぁ。
鋸刃は切れ味最高なんですけど研ぐのが大変なんで・・・。

オバタさん、除伐で255のアドバンテージはないと思います。
草刈のような面積仕事なら大判のほうがはかどりますが、除伐は一本ずつ相手にするので、
小さいほうが余計なところに当てる確率も減るし、トルクも出ます。
刃が半分まで届かないようなものは、無理せずチェンソーを使います。
それと飛散防止カバーを正規の位置に装着しているので、
小径の方がカバーとのクリアランスを確保できるメリットもあります。

キックバック度合いは目立て角です。3コーナーを使い出したはじめは、ヤスリの角度を活かして60度でやってみました。それだと伐れるけどキックバックもすごい。いろいろな角度を試して、スクイ面の延長線が刈刃留め金具の縁に向かうくらいを目安にしたら良い具合になりました。

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