隔たり

都心暮らしも中盤、立地に反して適度にあか抜けない雰囲気を醸し出す宿のおかげもあり、息詰まることもなく過ごしています。
青山通りを歩いて現場まで。行き交う車は超が付くほどの高級車から軽トラまで様々、歩く人々も様々、しかし同じ空間に居ながら決して交わらない隔絶感。

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今までとは一味違う旅をしばし楽しみます。

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無線機はコードレス

最近ご無沙汰の道具ネタ。
 
 
滞在している部屋の一角が充電ステーション。無線機とヘッドセットが2ペア、デジカメ、スマホが同時に充電できます。

無線機は色々と使ってきました。

初期は特定小電力トランシーバーとイヤホンマイクで、イヤホンが耳から脱落するストレスが常にありました。

次はヘッドセットを高性能イヤホンマイクに。騒音環境下でもクリアな通話ができる優れもので、無線機も防水の現場仕様に更新。
これはかなり良かったのですが集中的にクレーン作業をしたときに感じたのはやはりコードの煩わしさでした。

そして現在はBluetoothヘッドセットと対応デジタル簡易無線機です。
クライマーはイヤマフ型、オペレーターは骨伝導ヘッドホンです。

純正以外のヘッドセットとの相性は出たとこ勝負、幸運にもペルターでPTT操作が可能という事が判明してシステム導入に踏み切りました。
オペレーター用の骨伝導ヘッドホンはPTT操作不能で受信のみ、しかし装着のストレスがないのと、耳を塞がないので他の音を聞きつつクライマーの声だけは頭の中で「天の声」として響くので聞き漏らし無しです。送信は本体で直接行います。

クライマー用はイヤマフ一体なので、先日カッティング中にランヤードを切るのではないかと心配したオペさんからストップをかけてくれた際、60cc全開中でもハッキリと聞き取って確認できました。

以上は単信通話方式のシステムにこだわって構築しています。同時通話ではBluetooth無線機など様々な製品が出ています。僕はチェンソーの音とか独り言を送信したくなく、単信通話を選んでいます。

販促サイトではありませんので個々の製品に関しては各々検索していただきたいと思います。

未経験の旅

この1週間、週末の地元作業を挟んで台風被害木の処理をお手伝いさせていただきました。
35t、25tラフター共吊りでの空中玉切り120cc110cmチェーンソーが届かない派手目な作業に始まり、河川を横断するクライミングアンカー、スローラインで折れ枝除去、傾いた植栽の引き起こし…バラエティーに富むメニューをこなし、移動日は雨。
天気はうまく噛み合ってくれました。

「経験がものを言う」のはその作業をやったことがあるからではなくて、やったことがなくても出来る方法がイメージできるという事なんだとあらためて思いました。

習ったことは現場で起こらない。(笑)

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倒木

台風に地震…災害が続きます。

過去に豪雨で地滑りを起こし、その時通行できなかった当事者であり復旧工事の伐採も担当した現場が再度崩れていました。アンカー工法で固めた法面がずり落ちるという見たことない状態。

近所では果樹園に隣接する林から枯れマツが倒れ込み撤去要請。
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まだ材はしっかりしていましたが強風により地上2m位から重心とは反対方向へ折れていました。
乾燥していて運ぶには軽かったです。
草刈機で跳ねないよう細かい枝までできるだけ撤去しました。

北海道の報道で隠れてしまった感のある関西でも、まだ停電が解消しなかったり手がつかない現状があるようです。
各地で復旧作業に関わる皆様の安全を願いつつ、次の現場へ向かいます。

たまには毒を吐く

先日、カチンとくる事がありました。

直接ではなく知り合いがらみのSNS上に現れた写真についてです。
「てめーらいい加減にしろよ」と毒づきたいのをグッとこらえ、遺憾の意をコメントしておきました。
 
ぼやかしてもこの記事がぼやけるだけですので、具体的にはATIのサイトにアップされている徳川義直御廟での伐採に関する写真の一枚です。あえてここには貼りませんのでアクセスしてご覧ください。

彼らは何かあるごとにバナーを広げて記念写真を撮っています。それについては何も問題ありません。(僕は苦手ですが)

しかし今回はあろうことか伐採した切株と共にそれをやっています。いわゆる「獲ったどー!」的写真になってしまっています。とても下品です。

そして、そこは墓所です…
 
 
僕も伐採を仕事にして、日々木を伐って生活しています。
伐採の時には必ずヨキをささげて祈るという人もいますが、そういう事はまずやりません。信心深くありません。
 
ただ、命をもらうという事は常に意識しています。
仕事をするたびに業を深める…次が自分の番かもしれない。
そんな気持ちです。
 
 
小僧がいきがって獲ったどーとやるのは若気の至りで済まされることもあるでしょうが、
彼らは指導者を名乗っています。
木に対する姿勢としても、彼らのスタンスはそうではないはずです。
墓所という場所柄も考えていただきたい。
 
指導者として思慮ある行動を望みます。

盗む

放置状態ですが、元気です。

僕を知る人からは林業的なイメージが強いように思います。
しかし最近は取引業者さんの多くが造園関係で、森林関係の作業は全くと言っていいほどやっていません。
一般のご依頼も個人的な知り合いやその紹介のみで、ホームページもそんなこんなで放置になってしまっています。
 
独立から4年が経とうとしています。ようやく立ち位置が定まってきたようなそうでもないような?木登り職人を名乗って、職人として主に樹上作業を担当するかたちで元請の業者さんと共に、あるいは作業全体を請負ってチームを組んで現場を進めています。
個人邸で一人庭の手入れをする事もあります。
今のところ、現場を見て断ったことはありません。
基本的に先の依頼を優先して日程を決めています。
 
専従の職員→雇いません。雇えません。
作業車両や重機→投資しません。必要な時だけレンタルします。
研修会(講師)→やりません。これは以前とは考え方が少し変わってきました。
 
 
後輩を育てるということについて。
 
森林組合に勤めていた時は班を組んでいましたし、新人育成は組織として重要な仕事でした。
一人親方となった今はそういう相手も居なくなった訳ですが、改めて感じるのは育てようとしても上手くいかないことが多い反面、伸びる人は自分で出てくるし技術を伝える機会は自ずと訪れるものだということです。出逢いですね。
 
人に伝えることは嫌いではないし自分が持っているものを出し惜しみするつもりもありません。ただ、お金をもらってあるいは不特定多数の人にそれを披露することに違和感を覚えるようになりました。
 
基本を研修で伝えることは重要な仕事ですし、そこには一朝一夕にはできないノウハウがありますから、それについては実績のある研修を紹介しています。
では基本の先はどうなのか?チェンソーカッティングもクライミングも教科書に載っていないいろんなテクニックがあります。
 
しかしあくまでそれは基本的な事を積み上げたその上にあって、微妙で感覚的な所はまさに感じるしかなく定量化できません。何度傾けるとか何センチまでなら大丈夫とか、そんな事ではなくなってきます。
 
感覚は感じるものであって教わるものではありません。
基本は信頼できる研修を受けて、その先はやって感じて考える。そうやって考えている人には必要なヒントを得る機会がやってきますし、それを自分で取りに行く人が伸びるとも言えます。
 
教えてもらおうというスタンスで何度研修を受けても仕事が出来るようにはならないでしょう。「見て覚えろ」式に反発して指導に力を入れていた過去もあります。
 
しかし結局、臨機応変が求められる現場では見て覚える、技術を盗む力が大事なのでした。

Kill

早朝の散歩。
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昼間も。


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水が綺麗に見える日でした。
ひとつの命が終わりを迎える日。


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断捨離

絶賛断捨離中です。

今までなるべく物を大事にしてきたつもりです。
しかしいつの間にか増えすぎた物に押しつぶされそうになっていることに気付いてしまいました。
そのうち使うかも?的な勿体ない物モノmono…要らないけど処理が面倒で放置している物も。
 
状況の変化に伴って使わなくなってしまった物もあります。
昨年の旅では1ヶ月半にわたってスーツケース一つと仕事道具だけでホテル暮らしをしました。意外と色々無くても大丈夫でした。(笑)
人がタイニーハウスに暮らし始めるのはこんな瞬間なんでしょうね。
そこまでは考えていませんが。
というわけで盛大に捨てました。
 
倉庫の棚はスッキリ。しかしまだバイクとか大物も残っています。
2018年、なるべくシンプルにやっていこうと思います。

事務

地元で支障木伐採依頼。
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高速道路の側道に面する私有地から張り出す木々と竹藪…
特にツル絡みの竹は高速道路本線に届いてしまう状況でした。

万が一にも本線に伐ったものが入ってしまったら取り返しがつきません。まずはNEXCOにコンタクトを取って担当の方と打ち合わせしながら計画を進めました。
竹藪の中にも不安定な枯損木があったりして、これらを安全確実に処理するには高所作業車が必要。

ということは車両通行止めの手続きも。
町道なので町役場、消防、地元自治会の代表、警察署…ぐるぐるはんこをもらって回覧板の文書も用意し、車両レンタルの手続きも。この時ばかりは事務員さんが居ればと思ってしまいました。

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初日、NEXCO中日本担当者立ち会いのもと高所作業車で伐ってダンプ運搬、翌日リギングとダンプ運搬、3日目クレーン付き3tで吊り伐りと運搬で予定通りのレンタカー祭り。


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伐採そのものは難しくなかったものの、シビアな条件と事務的な労力の大きな現場でした。

不安定

なんだかんだとすでに盆も過ぎ…いや最近自宅のネット環境が悪化していまして、激遅wifiとなっていてPC作業も億劫でプログからも遠ざかり。と言い訳しておきます。

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このところ天候が不安定で、今月初旬の台風もまともに影響を受けてスケジュール変更を余儀なくされました。写真は先日午後の現場から不穏な雲が見え…でも美しい。
結局降りませんでしたが帰りの道中土砂降りの場所があったり、そんな日々です。

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